陰陽の別もまだ生じなかった時、鶏の卵の中身のように固まっていなかった中に、ほの暗くぼんやりした何かの芽生えを含んでいた。 やがてそのそのうちの澄んだ明らかなものは、登りたなびいて天となり、重く濁ったものは下を覆い滞って大地となった。天地が開けた始めに国土が浮き漂っていることは、たとえて言えば泳ぐ魚が水の上の方に浮いているようなものであった。
日本書紀冒頭部分
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